「ありきたり」と「ありふれた」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ありきたり」と「ありふれた」の違いとは?言い換え

この記事では、「ありきたり」「ありふれた」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ありきたり」とは?

ありきたりとは、今まで通りで少しも珍しくないことをいいます。

ありきたりを漢字で書くと「在り来り」で、元から在ることを表しています。

そこから珍しくないものやごくありふれたもの、そういった様子のことを指すようになりました。

型通りでつまらないといったニュアンスが含まれています。

「ありふれた」とは?

ありふれたとは、どこにでもあるとか普通であって珍しくないといった意味も持つ言葉です。

漢字では「有り触れた」と書きます。

陳腐であるといったニュアンスで用いられることもあります。

「ありふれた話」「ありふれた名前」といった使い方をします。

「ありきたり」と「ありふれた」の違い

「ありきたり」「ありふれた」も、どこにでもあるものや珍しくないこと等を指す言葉です。

その意味に大きな違いはありません。

ただし、使い方は微妙に異なっています。

ありきたりはネガティブな意味で用いられますが、ありふれたはネガティブな意味で用いられているとは限りません。

単に珍しくないという事実だけを表していることもあります。

「ありきたり」の例文

・『たまにはお洒落をしたいと思うけれど、ありきたりな服しか持っていない』
・『ありきたりな刑事ドラマだが、何となく見ているうちにのめり込んでしまった』
・『ありきたりなスピーチで、少しのひねりもなかった』

「ありふれた」の例文

・『ありふれた名前なので、あまり覚えてもらえない』
・『ありふれたテーマだが、変わった角度から掘り下げてみると面白いかもしれない』
・『ありふれた日常で、これといったドラマはなかった』

まとめ

ありきたりもありふれたも、珍しくないことを表す言葉です。

意味に大きな違いはありません。

ありきたりはネガティブな意味で用いられる言葉です。

それに対してありふれたは、ネガティブな意味で用いられることもあればただ珍しくないという事実を表しているだけの場合もあります。