この記事では、「呆れる」と「呆れ返る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「呆れる」とは?
意外な出来事や、想定外の物事に対して驚くこと、唖然とすることを意味する言葉です。
基本的に、相手の対応が予想と違って、ひどいと感じて驚いたことを表現しています。
また、唖然としたことを表現する言葉だとも言えるでしょう。
「呆れ返る」とは?
呆れるよりも強い表現で、途方もない出来事や物事に対して非常に驚くことや、茫然自失になることを意味する言葉です。
あまりにも対応がひどく、驚きすぎた結果、言葉も出なかったことも表現します。
また、態度が予想をはるかに越えてひどくて驚きすぎて怒りもしなかったことという意味も考えられます。
「呆れる」と「呆れ返る」の違い
「呆れる」と「呆れ返る」の違いを、分かりやすく解説します。
「呆れる」と「呆れ返る」の違いは、驚く程度やあっけにとられる程度の強さにあると考えられます。
「呆れる」とは、意外な出来事が起きて驚くことや、想定外の物事に対して唖然とすることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「呆れ返る」とは、意外な出来事が起きて非常に驚くことや、途方もない物事に対してあっけに取られることを表現する際に使用することばです。
「呆れる」の強調表現で、驚く程度がはるかに強いことを表現しています。
「呆れる」の例文
・『私は彼女の非常識な対応には、呆れる気持ちを抑えきれませんでした』
・『呆れるほどに、基礎知識の欠けた社員が入社してきたので、非常に困惑している』
「呆れ返る」の例文
・『その店員は、お客さんのクレームに、呆れ返る思いを隠しきれなかった』
・『あの無能な政治家の発言には、呆れ返るばかりだ』
まとめ
「呆れる」と「呆れ返る」の違いは、驚く程度の強さにあると考えられます。
「呆れ返る」は、「呆れる」の強調表現で、予想をはるかに越える途方もない出来事に対して使用されます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
