この記事では、「報告」と「共有」の違いを分かりやすく説明していきます。
「報告」とは?
報告は、「ほうこく」と読むのが正しい読み方です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、つげしらせるやむくいる等の意味を所有している、「報」の漢字に、つげるとかしらせるといった意味がある「告」の漢字を合体させる事で完成した言葉となっています。
以上の事から「報告」は、告げ知らせる事や任務等を与えられた者が、その経過とか結果を述べる事を示すのです。
「共有」とは?
共有は、「きょうゆう」と読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、ともにや一緒にといった意味を持っている「共」の漢字に、存在するとか持っている、ある等の意味の「有」の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ「共有」は、1つの物を2人以上の者が共同で持つ事を表します。
「報告」と「共有」の違い
「報告」と「共有」の違いを、分かりやすく解説します。
報告と共有の漢字表記を並べた上で見比べを実行してみると、使用している漢字も読み方も違う言葉同士であると直ぐに発見可能です。
更に表現する意味も違っているので、それぞれの言葉の意味をきちんと把握すれば、使い分けの際に誤る心配はありません。
まず「報告」は、特定の任務を行っている者がその経過や結果を述べて知らせる事を示すのです。
もう一方の「共有」は、1つの物を2人以上の人間が共同で所有する事を表します。
「報告」の例文
・『使用した経費は全て経理に報告する必要があります』
・『報告書の作成に手間取っているので、今日は残業する羽目になりそうです』
「共有」の例文
・『トラブルに備えて情報は社内で共有出来る様にしておくべきです』
・『彼と秘密を共有する事でより絆が深まった気がします』
まとめ
2つの言葉はどちらも漢字2文字で表記されますが、使用している漢字も読み方も似ている訳ではありません。
加えて指し示す意味も違っているので、それぞれの言葉の意味を踏まえれば、使い分けで悩む事もないです。
ちなみに報告は、任務を与えられた人物がその経過とか結果を述べて知らせる事を意味します。
対する共有は、1つの物を2人以上の人間が共同で持つ事を表すのです。