「忘れない」と「忘れられない」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「忘れない」と「忘れられない」の違いとは?言い換え

この記事では、「忘れない」「忘れられない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「忘れない」とは?

物事が起きたとき、あえてその場面を自分の記憶に残す努力することを「忘れない」【わすれない】といいます。

例えば、大きな地震が来たとき悲惨な状況を少しでも後世の人に伝えるため記憶として脳裏に残すのです。

使い方としては、転職した後もお世話になった同僚の存在を「忘れない」と、いつまでも心に思い出や記憶を残すという意味で使います。

「忘れられない」とは?

忘れたくても記憶に残る人がいることを「忘れられない」【わすれられない】といいます。

例えば、喧嘩して別れてしまった恋人のことがいつまでも心に残り、頭の中から消せないという意味で使われているのです。

使い方としては、「恩師の一言が忘れられない」と心に強く残った言葉がいかに心に響き、記憶に残っているかが伝えられます。

「忘れない」と「忘れられない」の違い

ここでは「忘れない」「忘れられない」の違いを、分かりやすく解説します。

教師や親友といった心の通う人から言われた言葉をあえて記憶に留めることを「忘れない」といいます。

また、好きな人や恩師といったお世話になった者を頭の中に残しておくという意味で使われている言葉です。

もう一方の「忘れられない」は好きな気持ちがまだ残るのに別れてしまった相手の存在を記憶に残します。

この2つの大きな違いは、「忘れない」には絶対に記憶を消さないと誓う気持ちが含まれていますが、「忘れられない」は自然に残ると言えるのです。

「忘れない」の例文

・『震災の悲惨な光景を忘れないよう動画にして残した』
・『卒業式で教師から伝えられた言葉を決して忘れない』

「忘れられない」の例文

・『忘れられない女性に似た人と出会い、惚れてしまった』
・『忘れられない人に連絡して、自分の気持ちを伝えた』

まとめ

「忘」を使っていますが、使い方に違いがあります。

どのようなことに使えばいいか比較して、学んでみるのも勉強になるでしょう。