この記事では、「訪問」と「出張」の違いを分かりやすく説明していきます。
「訪問」とは?
訪問は「ほうもん」と読みます。
相手の家を訪れること、お邪魔することをいいます。
お客さまの家、知人の家に行くことをあらわしています。
ちなみに家庭訪問というと、学校の先生が生徒の家に行くことをいいます。
どのような生活をしているのか、家庭環境はどうなのか、挨拶と調査を兼ねて生徒の自宅に行くことをいいます。
また訪問する人は、「訪問者」と呼びます。
「出張」とは?
出張は「しゅっちょう」と読みます。
仕事のために、本来の勤め先とは別の所に行くことをいいます。
「名古屋支店に出張に行く」といいます。
また仕事のため、臨時でよその家を訪れること、業務のため向かうことも表現しています。
例えば「出張買取」というと、鑑定士さんがお客さんの家を訪れて、家にある骨董やゴルフクラブ等を買い取ることをいいます。
「訪問」と「出張」の違い
「訪問」と「出張」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「訪れる」と「出る」というアクティブな表現が含まれています。
両方ともビジネスの現場でよく使われます。
訪問は「個人の家、個人のお客様」を訪れる時のフレーズ。
一軒家やマンションの玄関先に行くのが訪問です。
一方で「出張」は「企業の支社、取引先などの法人」に行くことをいいます。
臨時の業務を手伝いに行く、あるいは契約や商談のために相手先の企業に行くことをいいます。
似ていても少しずつニュアンスが異なっているので、覚えておきましょう。
「訪問」の例文
・『大切なお客さまの訪問を控えているので、食事がのどを通りません』
・『夜遅い訪問だったので、あからさまに嫌な態度を取られました』
「出張」の例文
・『締め日なので、今月の出張費の清算をしてください』
・『今月は大阪や北海道など、出張の多いひと月でした』
まとめ
「訪問」と「出張」の違いを解説しました。
気になる表現の差を学んで、語彙力を上げていきましょう。