この記事では、「土台」と「大引き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「土台」とは?
基礎の上に置かれて、柱や梁などの構造材を支える木材を意味する言葉です。
「土台」は、建物の自重や風や地震などの外力を受け、基礎に伝える役割があると考えられます。
また、「土台」は、一般に105mm×105mmの角材で、基礎にボルトで固定されると言えます。
「大引き」とは?
土台の上に910mm間隔で置かれ、床の下地となる木材を意味する言葉です。
「大引き」は、床にかかる荷重を土台と基礎に伝える役割があると考えられます。
また、「大引き」は、一般に90mm×90mmの角材で、金属製の鋼製束で基礎とつながれます。
「土台」と「大引き」の違い
「土台」と「大引き」の違いを、分かりやすく解説します。
「土台」と「大引き」は、建築用語で、床を支える木材のことを意味する言葉ですが、役割や大きさが異なります。
「土台」は、基礎の上に乗っている角材のことを表現する際に使用する言葉です。
建物の自重や風などの力を基礎に伝える役割があり、ボルトで基礎に固定されています。
また、「大引き」は、土台の間に架かっている角材のことを表現する際に使用する言葉です。
床を支える役割があり、鋼製束という金物で基礎と垂直方向に補強されています。
つまり、土台は建物全体の重さや外力を支える木材で、大引きは床の重さや荷重を支える木材という違いがあると言えるでしょう。
「土台」の例文
・『彼はこのチームの土台として、身を粉にして働いている』
・『立派な土台の上に、建物を建築することにした』
「大引き」の例文
・『大引きは両端を土台が支えているだけのようだ』
・『土台と大引きの間隔を、広めに取ることにした』
まとめ
「土台」と「大引き」は、建築用語で、床を支える木材のことを意味する言葉です。
土台は、基礎の上に乗っている木材で、柱や梁を支える役割があると考えられます。
その一方で、大引きは、土台と土台の間に横に架かっている木材で、床下地を支える役割があると考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。