この記事では、「当てはまる」と「当てはめる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「当てはまる」とは?
「物事にぴったりとマッチする」、「適合する」、「該当する」などのような意味をもつ言葉です。
また、「当てはまる」という言葉は、自動詞であり、自動詞とは、主語が自分で行う動作や状態を表す動詞を意味します。
「当てはめる」とは?
「物事をぴったりマッチさせる」、「適合させる」、「該当させる」などのような意味をもつ言葉です。
また、「当てはめる」という言葉は、他動詞であり、他動詞とは、主語が他のものに対して実施する動作を表す動詞を意味します。
「当てはまる」と「当てはめる」の違い
「当てはまる」と「当てはめる」の違いを、分かりやすく解説します。
「当てはまる」と「当てはめる」という言葉の違いとしては、主語と目的語の関係であるという点が挙げられます。
「当てはまる」は、主語がそこに入ることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「当てはめる」は、目的語がそこに入ることを表現する際に使用する言葉です。
また、「当てはまる」は自然である状態を意味しており、「当てはめる」は、人為的な行為を意味することが多いと考えられます。
「当てはまる」の例文
・『今回の出来事は、まるでパズルのピースがぴったりと当てはまるような出来事だった』
・『あなたの指摘は、私だけでなく、あなたにも当てはまることだと思います』
「当てはめる」の例文
・『彼は何でもかんでも、自分の経験を、人に対して当てはめるようにする』
・『残されたパーツを当てはめるべく、穴に差し込んだ』
まとめ
「当てはまる」と「当てはめる」の違いは、主語と目的語の関係にあると言えます。
自動詞として使用する「当てはまる」では、主語が目的語に入ることを表現しますが、他動詞の「当てはめる」では、主語が目的語に入れることを表現すると考えられます。
つまり、「当てはまる」は受け身的な動詞であり、「当てはめる」は能動的な動詞だと言えるでしょう。