「対応」と「準拠」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「対応」と「準拠」の違いとは?言い換え

この記事では、「対応」「準拠」の違いを分かりやすく説明していきます。

「対応」とは?

ある事柄や状況に対し、適切な行動や処置を実施することを意味する言葉です。

「対応」するということは、主体的に判断実施するというニュアンスを含むと考えられます。

「準拠」とは?

ある基準や規則に従い、行動や処置を実施することを意味する言葉です。

「準拠」するということは、あらかじめ決められたものに従うというニュアンスを含むと考えられます。

「対応」と「準拠」の違い

「対応」「準拠」の違いを、分かりやすく解説します。

「対応」「準拠」は、似たような意味をもった言葉ですが、使用される場面やニュアンスが異なります。

「対応」は、ある事柄に対し、それに合わせて行動したり、処理したりすることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「準拠」は、ある事柄を、拠り所または標準として、それに従うことを表現する際に使用する言葉です。

「対応」は、状況や要求に応じ、適切な方法で対処することでありますが、「準拠」は、すでにある規格や基準、標準に従うことを意味すると言えます。

つまり、「対応」は、事柄に対する対処の仕方を表現しており、「準拠」は、事柄に対する従うべき規則や基準を表現するものだと言えるでしょう。

「対応」の例文

・『緊急事態に対応するためには、資金力が必要だ』
・『このサービスは、複数の言語に対応しているので、日本語を選択した』

「準拠」の例文

・『この製品は、国際規格に準拠していることで知られます』
・『映画の実写化にあたって、原作に準拠すべきだと思う』

まとめ

「対応」「準拠」の違いは、主体性と受動性の違いとも言えます。

「対応」は、自分で考えて行動することが求められるという意を表す言葉です。

その一方で、「準拠」は、他人や外部のものに従うことが求められるという意を表す言葉です。

また、対応する場合は、状況に応じて変化することがあり、準拠する場合は、一定のものに固定されることがあると考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けましょう。