この記事では、「指標」と「水準」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指標」とは?
指標は、「しひょう」と読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、「ゆび」や「さし示す」という意味を持っている「指」の漢字に、「しるし」や「的」という意味の「標」の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「指標」は、物事を判断したり評価するための目印という意味を表すのです。
「水準」とは?
水準は、「すいじゅん」という読み方をするのが正しい読み方となっています。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、「みず」や「液体」といった意味を有する「水」の漢字に、「みずもり」や「物事をはかる拠り所」という意味がある「準」の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から「水準」は、価値や能力といったものを定める際に標準となるレベルとか程度を示します。
「指標」と「水準」の違い
「指標」と「水準」の違いを、分かりやすく解説します。
指標と水準の漢字表記を並べた上で見比べてみると、使用している文字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。
所が表現する意味には似ている部分もあるため、ごっちゃになる恐れはないとは言い切れません。
とはいえ意味のニュアンスには違いも見られるので、互いの言葉の意味を把握すれば問題なく使い分けが可能です。
まず指標は、物事を評価したり判断するための目印となるものを表します。
もう一方の水準は、能力や価値を決める時の標準となる程度を示すのです。
「指標」の例文
・『重要度の高い経済指標が悪かったためドル売りの流れとなった様です』
・『血圧は健康度をはかるための重要な指標の1つとなっています』
「水準」の例文
・『物価高の影響で市民の生活水準は下がって来ています』
・『日本は教育水準が高い国です』
まとめ
2つの言葉には同じ漢字は使用されておらず、読み方も似ている訳ではありません。
ですが表現する意味には似ている所もあるので、混同する危険性はないとは言えないです。
ただし指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、それぞれの言葉の意味をきちんと認識すれば上手に使い分けが可能となります。
ちなみに指標は、物事を評価したり判断する時の目印になるものという意味です。
対する水準は、価値や能力を定める時に標準となるレベルとか程度を意味します。