「断トツ」と「断然」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「断トツ」と「断然」の違いとは?言い換え

この記事では、「断トツ」「断然」の違いを分かりやすく説明していきます。

「断トツ」とは?

断トツは、「だんとつ」と読むのが正解な言葉です。

そもそも断トツは、「断然トップ」の略語として、用いられている言葉となっています。

だからこそ断トツは断然トップと同じく、2位以下に大差をつけた状態で首位にあるという状態を表す俗語です。

「断然」とは?

断然は、「だんぜん」と読むのが正しい読み方となっています。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、思い切ってや必ず、たつといった意味を持っている「断」の漢字に、その通りとかしかり、状態を表現する語といった意味がある「然」の漢字を合体させる事で誕生した言葉です。

以上の事から「断然」は、態度がきっぱりしている様子や、最後まで押し切る形で物事をやり遂げる様を示します。

「断トツ」と「断然」の違い

「断トツ」「断然」の違いを、分かりやすく解説します。

断トツと断然の文字表記を並べた上で見比べを実行してみると、トツと然という文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

逆に言えば「断」の漢字は共通しており、しかも断トツは、断然トップの略語であるため断然の意味も含まれている言葉となっています。

とはいえ表現する意味には違いがあり、断トツは2位以下を大きく引き離して首位にある状態を意味するのです。

一方の断然は、態度がきっぱりしていたり、最後まで押し切る事でやり遂げる様子という意味を示します。

「断トツ」の例文

・『私にとってはこの店のラーメンが断トツで美味いです』
・『彼はうちの学校で断トツのイケメンと言われています』

「断然」の例文

・『そのやり方には断然反対です』
・『前作よりも今作の方が断然良い』

まとめ

2つの言葉には同じ漢字が使用されているだけでなく、断トツは断然トップを略した言葉であるため、断然の意味が含まれているのです。

ただし指し示す意味自体には相違点があるので、互いの言の意味を理解すれば問題なく使い分けが出来ます。

ちなみに断トツは、2位以下に大差をつける形で首位に立っている状態を表すのです。

対する断然は、態度がきっぱりしている様やきっぱりと心に決める様子といた意味を所有しています。