「気が引き締まる」と「身が引き締まる」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「気が引き締まる」と「身が引き締まる」の違いとは?言い換え

この記事では、「気が引き締まる」「身が引き締まる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気が引き締まる」とは?

気合を入れて緩んだ気持ちが変わることを「気が引き締まる」【きがひきしまる】といいます。

それだけ気が張り詰めた状態になり、前向きに物事をやろうとする気分になるのです。

使い方としては、「部長に叱られて気が引き締まる」と目上の人に注意されたとき気が緩んでいた自分が悪かったと反省して作業したり、行動的にやり遂げようと思う気持ちになります。

「身が引き締まる」とは?

力が抜けた体に外から刺激を与えると、元の力が入った状態になることを「身が引き締まる」【みがひきしまる】といいます。

仕事が終わると力が抜けてたるんでしまいますが、そのようなときは頬を叩いてみたり、頭から水をかぶるといった刺激を与えると力が漲り、やる気が沸くのです。

外からの刺激はときに厳しい叱咤や注意する言葉からも力が入る源になります。

「気が引き締まる」と「身が引き締まる」の違い

ここでは「気が引き締まる」「身が引き締まる」の違いを、分かりやすく解説します。

たるんだ気持ちが上司からの言葉や先輩から注意されることで気合が入り、緊張することを「気が引き締まる」といいます。

緩んだ気持ちを良い方向に改善して、やる気を引き出すという意味がある言葉です。

もう一方の「身が引き締まる」は外からの刺激により緩んだ体に力が入る様子を指します。

刺激を受けるとやる気が沸き、真剣な気持ちになって前向きに行動するようになるわけです。

「気が引き締まる」の例文

・『尊敬する人に叱責されて気が引き締まる』
・『亡くなった恩師の言葉を思い出し、気が引き締まる』

「身が引き締まる」の例文

・『舞台を控える妹は身が引き締まる思いで練習に励む』
・『尊敬する社長から強く叱責されて身が引き締まる』

まとめ

「引き締まる」を使ってはいますが、「気」「身」が異なります。

どのような状態に変わるときどう使えばいいかを考えてから使いこなしてみるといいでしょう。