この記事では、「船員」と「部員」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「船員」とは?
海上で船に乗って仕事する人を「船員」【せんいん】と呼びます。
船舶の乗組員ともいい、海外の国へ荷物を運搬するとき安全に航海するため自分に与えられた場所での仕事を担うのです。
「船員」は船を預かる船長の指示を聞いて行動するのが役目であり、ある者は貨物の積み込みや整備、掃除、見張りに分担された仕事をこなします。
また、甲板機器の点検と整備の保守や、港に停泊するとき船体をロープで繋ぐといった業務を担う「船員」もいるのです。
「部員」とは?
部に所属している者を「部員」【ぶいん】といいます。
野球の「部員」は試合に向けて打ったり、球を投げ合って腕を磨くのです。
たいていはその学校に通う学生が「部員」を指し、野球の専門知識がある教員が顧問になって教えます。
また、本部に所属して組織で働く職員を呼ぶときに使うのです。
他の使い方としては「幽霊部員」といった言い方するとき、その部活に名前だけ登録しておいて、実際は活動していない人を指します。
「船員」と「部員」の違い
ここでは「船員」と「部員」の違いを、分かりやすく解説します。
船員法では、舵を取る船長と船舶で働く人を「船員」と呼びます。
国土交通省令では機関長や航海士、予備船員など船に乗って働いてお金を得る人すべてを「船員」となるのです。
乗る船には燃料を運ぶタンカーや旅行客を乗せて旅するフェリーなど大きさも様々で、それぞれまた違う仕事します。
もう一方の「部員」は部活動する学生を呼ぶときの言い方として使われている言葉です。
「美容部員」といえば美を求める客に対して接客したり、美容について伝えるなどその専門において仕事をこなします。
この2つの大きな違いは船で働くのが「船員」で、学校や企業で専門的な知識を持って働く者を指すのが違う点です。
まとめ
「員」を使っていますが、「船」と「部」にはまた違う使い方がされています。
どこで何する人かに注目して使い分けてみましょう。