この記事では、「心細い」と「心もとない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心細い」とは?
頼るものがなく、心から寂しく感じるさまを意味する言葉です。
自分の力のみではどうにもならず、他の人からの助けやサポートを求める際に使用されることがあります。
また、「心細い」という言葉は、自分の気持ちを吐露しながら、相手に同情や共感を求める際にも使用する言葉だと言えるでしょう。
「心もとない」とは?
頼りにならないものや、そのシチュエーションに不安を感じるさまを意味する言葉です。
物事が上手くいくかどうか、自分の中で確信を持てないケースや、危険や失敗が予想される際に使用されることがあります。
また、「心もとない」という言葉は、他人や物事に対し使用することが多く、客観的な視点から不安や不満を表すときに使用可能だと言えるでしょう。
「心細い」と「心もとない」の違い
「心細い」と「心もとない」の違いを、分かりやすく解説します。
「心細い」と「心もとない」は、似たような意味をもつ言葉ですが、微妙なニュアンスや使用される場面の違いがあります。
「心細い」は、すがるものがなく、心配に感じることを表現する際に使用する言葉です。
寂しさや孤独感も含まれることがあります。
その一方で、「心もとない」は、物事が十分でなく、心配だと感じることを表現する際に使用する言葉です。
「心細い」と比較すると、満足感や安心感がないことを表すことが多いと言えるでしょう。
「心細い」の例文
・『社会人になって、親元から離れて一人暮らしを始めたが、心細い気持ちに押しつぶされそうだ』
・『転校することによって、これまでの友達たちと離れたことは心細いが、それでも新たなスタートだと捉えるしかない』
「心もとない」の例文
・『心もとない金額ではあるが、人生をより良くするためには、頑張るしかない』
・『彼の言葉は心もとないものだったが、それでも、自分で何とかするしかないと思った』
まとめ
「心細い」と「心もとない」という言葉は、共に、頼るものがなく不安であることを意味する言葉ですが、使い方やニュアンスに少し違いがあります。
それぞれ意味的に重なる部分もありながら、使い分けが必要なので、その点は注意しましょう。