この記事では、「約束」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「約束」の意味
「約束」には複数の意味が含まれており、1つ目は「当事者のあいだで取り決めること」、2つ目は「ある組織や社会において、守るように定めた決まり」、3つ目は「その実現が確実とされていること」、4つ目は「前から決まっている運命や宿命、因縁」です。
「約」という漢字には「誓う」や「ちぎる」、「とりきめ」などの意味が含まれており、「束」という漢字には「たば」や「たばねる」、「しばる」、「つなぎとめる」、「つかねる」などの意味が含まれています。
「約束」の敬語やビジネスでの言い換え
・『お約束/御約束』
「約束」に接頭辞の「お/御」をつけることによって、尊敬や謙譲などの意味を含めた表現です。
「約束」にかんする話を相手へ持ち掛けるときは、「お約束の件についてですが」や「お約束があります」などのように使用されます。
また、動詞として「約束する」を敬語やビジネスの言葉に言い換えると「お約束いたします」や「お約束させていただく」、「お約束していただく」などのようになります。
具体的な用法としては、「手厚いサポートをお約束いたします」や「明日、14時頃に○○様とお会いするようお約束させていただいております」や「無断転載はしない旨をお約束していただく必要がございます」のような形になるでしょう。
「約束」の俗語や簡単な言い替え
・『誓約(せいやく)』
「固く誓うことやその誓い」を意味する言葉です。
・『契約(けいやく)』
「売買や交換、贈与や貸借、雇用、請負、委任、寄託など当事者2人以上の意思表示の合致によって成立する法律行為」、「約束を取り交わすこと、その約束」、「キリスト教やユダヤ教における救いの恩恵にかんして人間とのあいだで交わされた約束」を意味する言葉です。
・『協約(きょうやく)』
「協議した上で約束を取り交わすこと」や「団体などのあいだで協議して契約すること、その内容」、「2か国間で取り結ぶ条約形式の一種」を意味する言葉です。
・『確約(かくやく)』
「はっきりと約束を交わすことやその約束」を意味する言葉です。
・『盟約(めいやく)』
「固く誓って約束を交わすことやその約束」を意味する言葉です。
まとめ
今回は「約束」について紹介しました。
「約束」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせるようにしましょう。