「寝たきり」と「脳死」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「寝たきり」と「脳死」の違いとは?言い換え

この記事では、「寝たきり」「脳死」の違いを分かりやすく説明していきます。

「寝たきり」とは?

脳の機能の一部が失われており、自分の意思で身体を動かすことが不可能な状態を意味する言葉です。

「寝たきり」という言葉は、別名として植物状態とも呼ばれることがあります。

「寝たきり」の状態に陥った人は、たとえ目を開いたとしても、周囲の状況に反応できないと考えられます。

「脳死」とは?

脳幹を含む全脳髄における機能が、なくなってしまった状態を意味する言葉です。

「脳死」という言葉は、呼吸機能の中枢である脳幹の機能が失われており、自らの意思で呼吸することもままなりません。

そのため、延命するためには、人工呼吸器や点滴など、さまざまな医療機器を使用しなければならないと言えるでしょう。

「寝たきり」と「脳死」の違い

「寝たきり」「脳死」の違いを、分かりやすく解説します。

「寝たきり」「脳死」は、共に、生命の状態を意味する言葉ですが、その具体的な定義やニュアンスは異なります。

「寝たきり」は、病気や高齢などが原因となり、自らの意思で動けず、その場から離れられない状態を表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「脳死」は、脳の機能が完全に失われており、人工呼吸器や点滴など、さまざまな医療機器がないと、生命の維持が不可能な状態を表現する際に使用する言葉です。

そのため、「脳死」の方が、「寝たきり」よりも、重い症状だと言えるでしょう。

「寝たきり」の例文

・『彼女は寝たきりの彼氏が目覚めることをずっと待っているが、とうとう彼は目覚めることはなかった』
・『私の祖母は寝たきりの状態だが、いつか元気になってくれることを信じている』

「脳死」の例文

・『彼女は交通事故が原因で、脳死状態になってしまった』
・『脳死の定義は明確であり、彼は今まさに、その状態だと言えるだろう』

まとめ

「寝たきり」とは、自分で動けず、基本的に、寝そべっている状態を表現する言葉です。

その一方で、「脳死」は、脳の機能が完全に失われているさまを表現する言葉です。

それぞれ異なる意味をもつ言葉だと言えるでしょう。