コンピューターのデータ保存に関する言葉として「同期」と「バックアップ」があります。
この2つはどのような違いで区別すればいいのでしょうか。
この記事では、「同期」と「バックアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同期」とは?
「同期」とは、「複数の場所に保管されているデータを一致させること」を意味する言葉です。
異なるプログラムを用いる複数のデバイス間で同じデータを共有することを意味します。
ローカルストレージに保存したデータはとそのデバイスでしか利用できませんが、データを「同期」することで異なるデバイスでも同じデータを扱えるようになります。
例えばパソコンとスマホのデータを「同期」させるとパソコンからでもスマホからでも同じアプリであれば同じデータを扱えるようになり、パソコンでデータを編集するとスマートフォンにも編集されたデータが反映されます。
「バックアップ」とは?
「バックアップ」とは、「コピーデータを別の場所に保存すること」を意味する言葉です。
データがトラブルで使えなくなった時に備えて復旧用のデータを普段作業しているデータとは別に保存しておくことを指します。
保管されるのは保存した時点でのデータなので「バックアップ」後に作業を進めてトラブルが発生すると進めた作業分のデータは復旧できません。
「同期」と「バックアップ」の違い
「同期」と「バックアップ」の違いを、分かりやすく解説します。
「同期」と「バックアップ」の違いは「変更の反映」です。
「同期」はデバイス間でデータを共有することを意味しデータの変更が即時に全デバイスで反映されるのに対し「バックアップ」は別の場所にデータを保存するので新しくデータを変更しても保存したデータには反映されません。
「同期」の例文
・『データを同期させる』
・『同期させているのでどこからアクセスしても同じデータだ』
「バックアップ」の例文
・『USBメモリにバックアップする』
・『バックアップデータから復旧する』
まとめ
「同期」と「バックアップ」は似ている部分もあるものの明確な違いで区別されています。
ポイントさえ理解すれば難しくないので基準を理解して正しく区別してください。