「分岐点」と「ターニングポイント」は漢字とカタカナ語という違いがありますが、意味にも違いはあるのでしょうか。
この記事では、「分岐点」と「ターニングポイント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分岐点」とは?
「分岐点」は「ぶんきてん」と読む言葉で、「物事が今後どうなるかの分かれ目」または「道などが複数の方向に分かれる地点」を意味します。
「分岐」には「向かう先が別々に分かれること」「枝分かれ」といった意味があり、「点」には「特定の位置や場所」「特定の事柄」などの意味が含まれています。
「ターニングポイント」とは?
「ターニングポイント」は英語の“turning point”が語源のカタカナ語で、「物事の状況や進行などが大きく変わる瞬間や節目」のことを意味します。
「転換期」や「分岐点」「転機」などと言い換えられることもあります。
「分岐点」と「ターニングポイント」の違い
「分岐点」も「ターニングポイント」も「状況などの分かれ目」という意味合いを含む点は共通しており、上記の意味においてはお互いほとんど同じ意味で使用されているといえます。
ただし、「分岐点」の場合は「道や線路などが2つ以上の方向に分かれる位置」という意味でも用いられています。
「分岐点」の例文
「分岐点」は「分岐点に立つ」や「〜の分岐点」のように使います。
「分岐点」には2つの意味があるため、どちらの意味を示すか文脈を見て判断しましょう。
・『彼は人生の分岐点に立っている』
・『道路の分岐点が来たら右に進んでください』
「ターニングポイント」の例文
「ターニングポイント」は「〜のターニングポイント」「ターニングポイントを迎える」のように使用します。
個人の生き方や組織などの歴史、社会情勢など幅広い分野で用いられている言葉です。
・『その作品との出会いが人生のターニングポイントになった』
・『彼はまさに今、キャリアのターニングポイントを迎えている』
まとめ
「分岐点」は「物事が今後どうなるかの分かれ目」「道などが複数の方向に分かれる地点」を示し、「ターニングポイント」は「物事の状況などが大きく変わる瞬間や節目」を示します。
両者の使用方法を理解して、シチュエーションに合わせて使い分けてください。