この記事では、「分からない」と「理解できない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「分からない」とは?
知らないという意味で使われているのが「分からない」【わからない】です。
机の上に置いておいた湯のみはどこにあるか聞かれたとき、記憶にないという場面で使います。
使い方としては「ドアの鍵がどこにあるか分からない」とある場所さえ知らないと伝えるのです。
それほど記憶にない、最初から自分は関わっていないので知らないときっぱり伝えられます。
「理解できない」とは?
他人の気持ちがまったく受け入れられないほど解読するのが難しいと思う意味で使われているのが「理解できない」【りかいできない】です。
このような人は話す内容をうまく理解できるほどの能力がないし、解読するほどの知識を持ち合わせていません。
また、そういった行動するのかきちんと把握できないので、一緒に動くことさえ抵抗がある人もいます。
そのような「理解できない人」と壁を取り払ってうまく向き合うためには相手の心を読んだり、寄り添う努力が必要になるのです。
「分からない」と「理解できない」の違い
ここでは「分からない」と「理解できない」の違いを、分かりやすく解説します。
日常生活では「分からない」がよく使われていて、自分に記憶がないとはっきり相手に伝えるために使われています。
例えば、事件について何か知らないかと聞かれたとき、まったく身に覚えがないのであると言葉にして使うのです。
もう一方の「理解できない」は相手が何を言いたいのかうまく読めないため、心が通い合わないという意味で使われています。
また、「理解できない人」とはなるべく交流するようにして、心を通わせる努力が大事なのです。
「分からない」の例文
・『店の場所は分かるが、行くまでの道順が分からない』
・『あれだけ好きだった彼氏を毛嫌いする理由が分からない』
「理解できない」の例文
・『動物を簡単に捨てる兄の行動はまったく理解できない』
・『女性に家事を押し付ける男性の考え方は理解できない』
まとめ
話す内容にまったく身に覚えがないか、言っていることの意味が分からないとの違いがあります。
どのような点に気をつけて使い分ければいいかを学んでみましょう。