この記事では、「分からない」と「解らない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分からない」とは?
「分からない」は「分かる」の打消し、否定した表現です。
「分かる」とは相手の言っていること、または教科書や参考書に書いてあることがのみ込めることをいいます。
そのため「分からない」で理解できないこと、その構造が頭に入ってこないこと、知らないことをいいます。
釈然としないこと、想像できないこと、ほかの人に上手く説明できないこと、思い出せないことが「分からない」といえるでしょう。
「解らない」とは?
「解らない」は「解る」の打消し、あるいは否定した表現です。
「解る」は悟る、解き明かす、解釈するというニュアンスがあります。
かなり高度な計算がとけること、仕組みを解き明かせること、また仙人レベルで詳しく悟ること、はっきりと受け止めて理解することを述べています。
そのため仕組みがわからないこと、深いレベルまで理解できていないことが「解らない」といえるでしょう。
「分からない」と「解らない」の違い
「分からない」と「解らない」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「わからない」と読みます。
会話文では同じ読み方をするので、使い分けが非常に難しい表現です。
日常生活で使われるのは「分からない」です。
例えば塾の生徒が先生に「分からないので、教えてください」という時に引用します。
一方で「解らない」は高度な研究や思想に使われるので、日常生活で使われるのは稀です。
ニュアンスの差を覚えておきましょう。
「分からない」の例文
・『駅までの道ですか。分からないので、別の人に聞いてください』
・『この部分が分からないので、もう一度教えて欲しいです』
「解らない」の例文
・『考古学の調査をしていますが、まだ解らないことだらけです』
・『地球がどのように誕生したかは、謎に満ちていて解らないです』
まとめ
「分からない」と「解らない」の違いを解説しました。
それぞれの言葉の差を学んで、日常生活に役立ててください。