「甘える」と「頼る」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「甘える」と「頼る」の違いとは?言い換え

この記事では、「甘える」「頼る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「甘える」とは?

好きな人に抱きついたり、かまってほしいとおねだりする行為を「甘える」【あまえる】といいます。

例えば、子供が親に抱っこしてもらう行動を指すのです。

また、尊敬する人に可愛がってもらいたいと思うとき「甘える仕草を見せる」といった使い方もできます。

このように、「甘える」には相手に特別な感情をぶつけて受け止めてもらう行動を指すのです。

「頼る」とは?

1人では難しいと思うとき、周りに助けを求めて協力してもらうことを「頼る」【たよる】といいます。

例えば、説明書を見ても理解できないときは「専門家を頼る」と知識がある者に聞くのです。

それほど自分が相手の力や知識を借りたいと思う場面で使います。

反対に、「頼るのは恥ずかしい」と自ら敵対視する相手に助けを求める行動を否定するのです。

「甘える」と「頼る」の違い

ここでは「甘える」「頼る」の違いを、分かりやすく解説します。

かまってもらいたいと思う人に気持ちを伝えて、受け入れてもらうことを「甘える」といいます。

ここから頼れる人には遠慮せずに甘えて、仕事を任せる意味でも使えるのです。

もう一方の「頼る」は人に力を貸してもらい、問題を解決したいと思う状況で使われています。

それほど難題にぶつかり、困っている状況を伝えられるのです。

「甘える」よりも助けを求める気持ちが強く出ています。

「甘える」の例文

・『犬は飼い主を見つけると、膝の上にのって甘える』
・『頼れる人を見つけたので、遠慮せず甘えるつもりだ』

「頼る」の例文

・『家も財産も失ったとき、駄目もとで遠い親戚を頼る』
・『台風で電車が利用できないので、近くに住む友人を頼る』

まとめ

人を頼りにする気持ちを表しますが、使い方に違いが見られます。

どういった違いがあるか調べて、使いこなしてみるといいでしょう。