「サロペット」と「サスペンダー」はどちらも洋服に関連する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚えておく必要があります。
この記事では、「サロペット」と「サスペンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サロペット」とは?
「サロペット」はフランス語の“salope”が語源のカタカナ語で、「釣り紐と胸当てがついたつなぎタイプの服」を意味します。
英語由来の「オーバーオール」と同じ意味を持つといわれる場合もありますが、「背中を覆わず釣り紐が長い」のが「サロペット」の特徴とされています。
「サスペンダー」とは?
「サスペンダー」は英語の“suspenders”が由来となった言葉で、「ズボンやスカートが落ちないように肩越しに固定するベルト」を意味します。
なお、“suspenders”はアメリカ英語で、イギリスでは“braces”(ブレイシーズ)と呼ばれているようです。
「サロペット」と「サスペンダー」の違い
「サロペット」と「サスペンダー」の違いを分かりやすく解説します。
「サロペット」は「フランス語が由来の言葉」になり、「釣り紐および胸当てがついた、つなぎ状の洋服」を意味します。
デニム生地が定番とされていますが、最近はコーデュロイ素材やパイル、サテン生地など様々な素材を用いた「サロペット」が販売されています。
なお、ボトムスの部分はズボンもしくはスカート状になっています。
一方、「サスペンダー」は「英語が由来の言葉」で、「ズボンやスカートが落ちないように肩越しに固定するベルト」を意味します。
通常のベルトとは異なり、ウエストを圧迫せずにボトムスを固定することが可能なアイテムです。
「サスペンダー」には、前方と後方それぞれ2箇所で留める「X型」、前方2箇所・後方1箇所で留める「Y字型」、後方でベルトが交差し左右2箇所で留める「ホルスター型」などの種類があります。
まとめ
「サロペット」は「釣り紐と胸当てがついたつなぎ状の洋服」を示し、「サスペンダー」は「ボトムスが落ちないように肩越しに固定するベルト」を示します。
両者の由来となった言語もチェックしておきましょう。
ぜひファッション用語の違いを知る参考にしてください。