この記事では、「無駄」と「ロス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「無駄」とは?
実行してもたいして良いこともなく、自分のためにならない行為を「無駄」【むだ】といいます。
時間をかけてやったとしても見返りなどなく、その人の技術力を高めるとは思えないことを「無駄な行為」というのです。
使い方としては、「無駄な苦労はするな」と疲れるだけの行動はしないのが自分のためと言えます。
このように、「考えるだけ無駄」といかに使えないと思う行動や物であるか伝えるのです。
「ロス」とは?
物も役に立てないまま無駄になってしまうことを「ロス」といいます。
このような役に立てず終わらせる物をいつまでも所有していると余計な維持費がかかってしまい、工場づくりでは潰れる要因ともなるため早めの「ロスカット」が必要になるのです。
このような意味から、自分にとって大切な存在を失ってしまったとき「○○ロス」と強い損失感に包まれている状態を伝えます。
「無駄」と「ロス」の違い
ここでは「無駄」と「ロス」の違いを、分かりやすく解説します。
今やっていることがまったく自分のためにならないとき「無駄」といいます。
「無駄な行動だった」といかにその動きが時間ばかりくってしまう愚かなものであったか伝えられるのです。
また、使えない物であれば「無駄な生き物」といかに生かすだけ厄介か伝えられます。
もう一方の「ロス」は使えない物を指し、早めに対策しなければ共倒れになってしまう物を指すのです。
ここから若者の間では「○○ロス」と大切な人を失ったり、物が無くなるとき使われています。
「無駄」の例文
・『手際が悪い工員は時間の無駄が多く、生産効率が低い』
・『彼の無駄な足掻きに付き合っている暇はなかった』
「ロス」の例文
・『魚や肉のロスを見直すと、次の月から黒字に転換した』
・『歌手ロスで気分が落ち込み、作業中もやる気がわかない』
まとめ
自分にとって価値がないものか、不要な物であるかにより使い方に違いがあります。
どのような物を指すかに目を向けて、使い分けてみるといいでしょう。