この記事では、「認める」と「受け入れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認める」とは?
「認める(みとめる)」とは、「見たり思考したりしてその通りだと判断すること」を意味しています。
「認める」には、「相手の力や実績を評価したり承認したりする」の意味合いもあります。
また「目で見て存在を認識する」の意味でも「認める」は使われます。
さらに「認める」は、「正しい・可能であると判断して受け入れる」の意味も示しています。
「受け入れる」とは?
「受け入れる(うけいれる)」とは、「相手の主張・意見・要望などを認めること」を意味しています。
「受け入れる」というのは、「相手の要求や訴えを聞き入れること」を示唆している言葉なのです。
「受け入れる」のもう一つの意味として「外国人観光客を積極的に受け入れる」のように、「人を迎え入れる・モノを引き取る」の意味も持っています。
「認める」と「受け入れる」の違い
「認める」と「受け入れる」の意味の違いを、分かりやすく解説します。
「認める」には「自分の目で対象を知覚して存在を認識する」の意味合いがありますが、「受け入れる」にはその意味はありません。
反対に、「受け入れる」には「人やモノを迎え入れる」の意味がありますが、「認める」はその意味で使うことはできません。
「認める」と「受け入れる」の本質的な違いは、「認める」は「自分が相手の能力・存在などを承認すること」に意味の重点があるということです。
「受け入れる」という言葉は、「自分ではなく相手の主張・要望などを聞き入れること」に意味の重点がある点に大きな違いがあります。
「認める」の例文
・『当時の会計責任者が不正な裏金の存在を認めたことで事件の全容解明が進みました』
・『他人の過ちはすぐに非難しますが、自分の犯した過ちを素直に認めることは難しいものです』
「受け入れる」の例文
・『その時の私には、彼のすべてを受け入れるだけの精神的な余裕がなかったのです』
・『モンスタークレーマーの要求を唯々諾々と受け入れていたらきりがないので、毅然とした対応も必要になります』
まとめ
この記事では、「認める」と「受け入れる」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「認める」と「受け入れる」の意味の違いや例文を調べたいときは参考にしてください。