この記事では、「近い」と「間近」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「近い」とは?
もうすぐ目的地に到着するという意味で使われているのが「近い」【ちかい】です。
「もうすぐ温泉宿に近い」といえば、車で運転していれば宿までの距離が短くなり、隔たりが近くなった状況を指します。
また、「運動会が近い」といえば、あと少しで予定していたイベントが開催されると伝えられるのです。
このように、数ケ月の間に大会が開かれる、建物が完成するといったようにも使われています。
「間近」とは?
かなり近くまで物事が迫っていると伝えられるのが「間近」【まぢか】です。
「嵐が間近に迫っている」といえば、今日中には家を強い風がぶつかると思われる状態を指します。
また、新鮮な魚介類が買える市場がすぐそこにある場所に賃貸を借りたと伝えるのです。
このように、距離や間隔があまりない状態であるときや、時間的にさほど経過していないことを伝えられます。
「近い」と「間近」の違い
ここでは「近い」と「間近」の違いを、分かりやすく解説します。
距離が近づいていると伝えられるのが「近い」です。
ここから「祖母の家が近い」といかに建物が自分の居る場所から距離が短いと伝えられます。
また、「避難所が近いうちに町内の中心に建つ」と何がどこに数ケ月の間に完成すると伝えられるのです。
もう一方の「間近」は距離的にすぐそこへ建物があると伝えたり、最近の出来事であったと伝えるとき使われています。
「近い」よりも「間近」の方がより距離的に短い、時間的につい最近あったと示すところが違う点です。
「近い」の例文
・『近いうちに城の修復作業が完了するので、兄と城内を楽しみたい』
・『高齢になると寒さに弱くなり、おしっこが近くなるのでおむつしている』
「間近」の例文
・『味噌の樽を解禁する時期が間近に迫ってきた』
・『お盆が間近に迫り、家では提灯やお供え物の準備する』
まとめ
どちらの言葉も「近」を使っていますが、使い方に違いがあります。
どのような場面でどう使うかに注目して、自分なりに距離や時間の経過を表してみるといいでしょう。