「から」と「以降」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「から」と「以降」の違いとは?言い換え

この記事では、「から」「以降」の違いを分かりやすく説明していきます。

「から」とは?

とある時点や場所に基づき、それ以降の範囲を意味する言葉です。

また、「から」という言葉は、基本的に、あるタイミングや距離などに使用する言葉だと言えるでしょう。

「以降」とは?

とある時点に基づき、そこから経過する時間を意味する言葉です。

基本的に、時間やとあるタイミングにしか使用できない言葉だと考えられます。

また、「以降」という言葉は、「から」よりも公的な場面で使用されると言えるでしょう。

「から」と「以降」の違い

「から」「以降」の違いを、分かりやすく解説します。

「から」「以降」は、ともに、とある時点から後という意味をもつ言葉ですが、使用されるシーンやニュアンス違いがあると言えます。

「から」は、その時点を包含しつつ、それから後というニュアンスを表現する際に使用する言葉です。

基本的に、日常的な会話や、文学作品などの中で使用されます。

その一方で、「以降」は、その時点を包含しながら、それから後という意味を表現する際に使用する言葉です。

基本的に、時間経過や継続性という観点に重きを置くケースで使用されます。

また、「以降」は、「以後」と似たような言葉ですが、「以後」は、今よりも後という意味において、使用されることもあると言えるでしょう。

「から」の例文

・『ただいま開始時刻になりました。今から、試験を開始してください』
・『彼は彼女からの告白に対して、断りを入れることにした』

「以降」の例文

・『彼女が生まれてから以降、この家庭では笑顔があふれるようになった』
・『この水族館は、18時以降は閉館となるので、日中に訪れるようにしましょう』

まとめ

「から」「以降」は、どちらの言葉も、ある時点を起点とし、それ以後の期間や範囲を意味する言葉だと言えますが、使用されるシーンが異なります。

「から」は、原因や理由を表現する言葉です。

その一方で、「以降」は、とある時点を境に、それより後の時期や段階を表現する言葉だという点で、「から」とは異なると言えるでしょう。