「インタビュー」と「取材」はいずれもメディアや報道などに関連する言葉ですが、詳細な意味合いが異なるため区別して使う必要があります。
この記事では、「インタビュー」と「取材」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インタビュー」とは?
「インタビュー」は英語の“interview”が語源のカタカナ語で、「面会」や「会見」を意味する言葉です。
また、「新聞や放送、雑誌記者が取材のために特定の人や集団に面会して話を聞くこと」またはその面会に関する記事という意味でも使用されています。
「取材」とは?
「しゅざい」と読む「取材」は、「報道や雑誌の記事および芸術や文学等の作品の題材となる素材を特定の物事や人物などから収集すること」を意味します。
漢字の「取」には「取る」「手に入れる」といった意味があり、「材」には「原料となる木材」「原料になるもの」「才能」などの意味が含まれています。
「インタビュー」と「取材」の違い
「インタビュー」と「取材」の違いを分かりやすく解説します。
「インタビュー」は「面会」や「会見」を意味するほか、「新聞や雑誌などの記者が取材を目的として人や集団と面談すること」やその面談についての記事を意味します。
「インタビュー」の使用例としては、「優勝選手にインタビューする」や「テレビ局のインタビューを受ける」「インタビュー記事」などが挙げられます。
一方、「取材」は「ニュースや雑誌の記事もしくは芸術や文学作品の材料や情報を特定の物事や事件、人物などから取り集めること」を意味し、記事や作品制作に必要なあらゆる情報収集活動のことを示します。
なお、人に話を聞く「インタビュー」も「取材」活動の一環とされています。
「取材」の使い方としては、「その事件を取材する」「新聞記者の取材を受ける」「独自の取材にもとづく」などがあります。
まとめ
「インタビュー」は「新聞や放送、雑誌記者が取材のために特定の人や集団に面会して話を聞くこと」を示し、「取材」は「報道や雑誌の記事および芸術や文学作品の材料を特定の物事や人物などから収集すること」を示します。
両者の意味の違いや使用例を理解して、場面に応じて使い分けてください。