この記事では、「叫ぶ」と「号ぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叫ぶ」とは?
大声で言葉にならないようなものを発することを意味する言葉です。
とりわけ、不特定多数の誰かに対し、助けを求めたり、訴えかけたりする場合に使用することがあります。
また、「叫ぶ」という言葉は、比喩的に、世間に対し、とある自称に対する自分の考えや、意見を強く主張する際にも使用すると言えるでしょう。
「号ぶ」とは?
基本的に、「叫ぶ」と同様に、大声で言葉にならないようなものを発することを意味する言葉です。
しかし、より感情的なニュアンスを含むと言えます。
とりわけ、泣きながら大声を発することを表現する際に使用すると言えるでしょう。
「叫ぶ」と「号ぶ」の違い
「叫ぶ」と「号ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。
「叫ぶ」と「号ぶ」は、共に、大声を発するという意味では、重なる意味をもつ言葉ですが、使用されるシーンや細かなニュアンスが異なります。
「叫ぶ」は、驚いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりなど、感情が高ぶったときに声を出すことを表現する際に使用する言葉です。
他にも、何かを訴えかけたり、主張したりする際にも使用することがあります。
その一方で、「号ぶ」は、叫ぶよりもさらに強い感情を表現する際に使用する言葉です。
声を限界まで張り上げて泣いたり、叫んだりすることだと言えます。
また、世間に向かって強く訴えるときにも使用すると言えるでしょう。
「叫ぶ」の例文
・『彼女が叫ぶ声が聞こえたので、急いで駆けつけることにした』
・『大型地震が発生したので、周辺からは、人々の叫ぶ声が聞こえてきた』
「号ぶ」の例文
・『母親の号ぶ声は、尋常ではないものだったので、彼は恐怖を感じた』
・『号ぶのではなく、冷静に話し合うことから始めたいと思う』
まとめ
「叫ぶ」と「号ぶ」は、共に、大声を発するという意味をもつ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。
「叫ぶ」は、驚いたり、恐れたり、怒ったり、助けを求めたりするときに使われます。
感情が高ぶった状態で声を出すことを表します。
その一方で、「号ぶ」は、泣きながら声を出すことや、強く訴えることを表します。
悲しみや苦しみを表現するときに使われると言えるでしょう。
