この記事では、「合う」と「遭う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「合う」とは?
計算が間違っていないと言えるとき使うのが「合う」【あう】です。
例えば、1年間に稼いだ金額を計算したとき、何度も計算しても間違いはないといった状況で使います。
また、枠と作った扉がぴたりと隙間なく閉じたり、箱と蓋が閉まるといった状態であると伝えるのです。
他にも、他人と考え方が同じであったり、好きな人と将来の夢が似ているとき「合う」を使います。
「遭う」とは?
災害や危険な状況に追い込まれてしまう様子を表すのが「遭う」【あう】といいます。
例えば、洪水に自転車ごと流されてしまい危うく死ぬところであったり、喧嘩する者たちに巻き込まれて怪我を負いそうだと伝えられるのです。
このように、被害や大変な事故に遭ってしまう人の様子を伝えられます。
それだけ津波や地震、玉突き事故といった事に巻き込まれてしまうときに使うのです。
「合う」と「遭う」の違い
ここでは「合う」と「遭う」の違いを、分かりやすく解説します。
合計額や相手との行動がぴたりと重なる場面で使うのが「合う」です。
それだけ間違いがなく、正確であることを伝えるとき使われています。
もう一方の「遭う」は災害や引ったくり、強盗といった酷い目に遭遇したと伝えられるのです。
それだけ酷い被害に遭ったと言えます。
「合う」よりも「遭う」の方が自然災害や人間関係に巻き込まれて酷い目に遭ってしまったと幅広く使えるのです。
「合う」の例文
・『だまし合う関係に疲れた兄と弟は謝罪して仲直りした』
・『姉が着ていた着物が妹の体に合うので良かった』
「遭う」の例文
・『不運なことに、弟は受験の日にバスの衝突事故に遭う』
・『爆破事故に遭うのは怖いが、駅伝には参加すると彼は意気込む』
まとめ
「あう」と読みますが、意味に違いが見られますので、どのように使うかに着目してうまく使い分けてみるのもいい学びの方法になるでしょう。