この記事では、「ブーム」と「トレンド」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ブーム」とは?
一時だけ流行って廃れていくものを“boom”「ブーム」といいます。
「ブームがきた」といえば、いかに多くの人々がこぞって興味を持ったか伝えられるのです。
反対に「ブームは1年で去った」といえば、たった1回だけ流行ったが、すぐ過ぎ去ってしまった状況を伝えられます。
それほど熱狂的に人々を魅了しても、あきられればすぐ消えていくものを指すのです。
「トレンド」とは?
これからの傾向を伝えるのが“trend”「トレンド」です。
物事がどのように移り変わっていくか具体的に表し、将来的に人々が関心を抱き、どのくらいの経済効果をもたらすか確かめられる元になります。
とくに、服や食材、ブランドといった人々がお金を出して購入する消費する物や、多くの人が関心を寄せるものに対してよく使われている言葉です。
「ブーム」と「トレンド」の違い
ここでは「ブーム」と「トレンド」の違いを、分かりやすく解説します。
いっきに人々の関心を集めて熱狂的に魅了することを「ブーム」といいます。
ただ、熱狂されるほどすぐあきられて忘れ去られる物でもあり、あっという間に人々の脳裏から消え去るものでもあるのです。
もう一方の「トレンド」は趨勢【すうせい】を表す言葉であり、年代や性別、思考といったものから、人々の間で話題に取り上げられて流行るものを指します。
「ブーム」の例文
・『ニットは好みがあるので、ブームにはなりにくい』
・『眉毛を細くする化粧がブームになった時代がある』
「トレンド」の例文
・『若者のトレンドを調べるためアンケートを取った』
・『来年は何がトレンド入りするか社員が予想した』
まとめ
人々の興味を引く物や話題を取り上げるとき使う言葉ではあります。
ただ、何に対して使うかに着目する必要がありますので、比較しては使いこなしてみましょう。