「ひたすら」と「もっぱら」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ひたすら」と「もっぱら」の違いとは?言い換え

この記事では、「ひたすら」「もっぱら」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ひたすら」とは?

他のことは全て無視し、そのことだけに、精神や意志を集中させるという意味をもつ言葉です。

また、「ひたすら」という言葉は、自分の気持ちのあり方に重点を置いているということが特徴的だと考えられます。

「もっぱら」とは?

1つのことに集中するという意味をもつ言葉です。

他にも、「主に」「主として」などのような意味もあります。

また、「もっぱら」という言葉は、判断基準において、100%ではないものの、それに近い状態であり、大部分を占めるというニュアンスを感じられることでしょう。

「ひたすら」と「もっぱら」の違い

「ひたすら」「もっぱら」の違いを、分かりやすく解説します。

「ひたすら」「もっぱら」は、共に、1つのことに集中するという意味をもつ言葉ですが、使用される場面や微妙なニュアンスの違いがあります。

「ひたすら」は、そのことだけに心を向け、他のことに気を取られない様子を表現する際に使用する言葉です。

熱意や努力を感じさせます。

その一方で、「もっぱら」は、そのこと以外には興味がないという様子を表現する際に使用する言葉です。

他のことを考えないで、まずそのことだけを考えるというニュアンスを感じられます。

「ひたすら」の例文

・『彼女は恋愛にうつつを抜かすことなく、ひたすら自分の事業を成功させるために、自分の全てを犠牲にした』
・『ひたすら努力を重ねることによって、大きな成功をつかめることだろう』

「もっぱら」の例文

・『彼はもっぱら恋愛に夢中で、仕事が全く手がつかない様子だ』
・『彼女は料理上手だが、最近はもっぱらイタリアンにハマっているらしい』

まとめ

「ひたすら」「もっぱら」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。

「ひたすら」は、そのことだけに精神や意志を集中させる様子を表現する言葉です。

その一方で、「もっぱら」は、そのことが主であることを表現する言葉です。

このように、「ひたすら」は、努力や集中が必要なものに使われることが多く、「もっぱら」は、興味や傾向を表すことが多いと言えるでしょう。