「微粒」と「錠剤」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「微粒」と「錠剤」の違いとは?二語の違い

この記事では、「微粒」「錠剤」の違いを分かりやすく説明していきます。

「微粒」とは?

「微粒」【びりゅう】とは、粉などの粒子径が非常に小さいことです。

漢字の「微」はとても小さいこと、「粒」は個体の集まりを構成する一つずつの小さな物体を意味しています。

これらを組み合わせた「微粒」は、集合体を構成する物体の一つ一つがとても小さな物体である様子を表しています。

この言葉は、主に散剤(粉薬)の剤型、調味料、粉など食品の形態を表す時に用いられます。

薬では、顆粒【かりゅう】や細粒【さいりゅう】よりもさらに粒子径が小さな散剤が「微粒」(微粒剤)に分類されます。

「微粒」の特徴は溶けやすいところです。

薬は胃腸で吸収されやすいメリットがありますが、粉が非常に細かいため飛び散りやすい、飲みづらいところがデメリットとなっています。

「錠剤」とは?

「錠剤」【じょうざい】とは、粉状の有効成分に添加物を加えて豆粒くらいの大きさに成形した粒状の製剤です。

漢字の「錠」は丸い粒状に固めた薬、「剤」はくすりを意味しており、これらを組み合わせた「錠剤」は、有効成分を調合して丸く固めた固形の薬を表しています。

「錠剤」は主に医薬品に用いられ、飲み込みやすいように直径8〜15mmの円形、だ円形などに成形されているのが特徴です。

散剤よりは溶解や吸収に時間がかかりますが、味が気にならないように表面はコーティングしてある物が多く、服用しやすいのがメリットです。

「微粒」と「錠剤」の違い

「微粒」「錠剤」の違いを分かりやすく解説します。

これらは製剤の剤型を表した用語です。

製剤の形や大きさによって「錠剤」「顆粒」「微粒」などと呼び方が変わっています。

「微粒」は粒子径が非常に小さいことで、細かいパウダー状の調味料、顆粒や細粒より細かい散剤を指します。

「錠剤」は、直径8〜15㎜の固形に成形した粒状の製剤を指します。

それぞれにメリット・デメリットがあり、状況にあわせて使い分けられています。

まとめ

「微粒」「錠剤」は内服薬のパッケージや説明で目にすることが多い用語です。

大きさや形状が異なっており、それぞれにメリット・デメリットがあります。