「奮闘」と「奔走」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「奮闘」と「奔走」の違いとは?言い換え

この記事では、「奮闘」「奔走」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「奮闘」とは?

力の限り懸命に努力して物事をやり遂げようと行動することを「奮闘」【ふんとう】といいます。

「武器を持つ敵国との戦いに奮闘した」と、いかに大変な戦争であったか伝えるとき使うのです。

また、「良い暮らしをするため日々奮闘する」と、いかに毎日を努力して生きているか伝えます。

他にも言うことを聞かない犬と「奮闘」しながらしつけを頑張る様子を伝えられるのです。

「奔走」とは?

やることがありすぎて、朝から忙しく動きまわる行動を「奔走」【ほんそう】といいます。

例えば、職場で書類を作成してからデータを集めて、午後からは会議に出てはプレゼンするといった様々な仕事をやる作業に追われるのです。

そのため、食事すらゆっくりしていられない現状に「人集めに奔走する」と大変な苦労して走り回る様を表します。

ここから「奔走する日々を送る」と大変な日常を伝えるのです。

「奮闘」と「奔走」の違い

ここでは「奮闘」「奔走」の違いを、分かりやすく解説します。

いかに大変な状況を乗り越えるために能力を使うか伝えるのが「奮闘」です。

受験のために猛勉強している、良い記録を出すのに毎日練習に励み、頑張っていると伝えられます。

もう一方の「奔走」は忙しい日々に落ち着かず、集金や人を集めるのに走り回るという意味がある言葉です。

「奔走息子」といえば、仕事に追われて家族とじっくり食事もせず、ろくに会話もしないほどあちこち走り回る様子が伝えられます。

「奮闘」の例文

・『力をかけて奮闘する彼の努力を見ると勇気を貰う』
・『家の中に入って来た小さな蛙と奮闘する兄の姿に笑う』

「奔走」の例文

・『社長は技術を持つ優秀な工員集めに奔走する』
・『店を潰したくないと、娘は銀行に頭を下げて奔走した』

まとめ

自分が大変な思いで戦っていると伝えられますが、使い方にまた違いがあります。

どのようなとき、どう使えばより大変な状況を伝えられるか学んでみましょう。