「枯渇」と「涸渇」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「枯渇」と「涸渇」の違いとは?言い換え

この記事では、「枯渇」「涸渇」の違いを分かりやすく説明していきます。

「枯渇」とは?

元々存在した水分が蒸発したり、使い果たされたりすることによって、無くなってしまうことを意味する言葉です。

草木が枯れるという意味の漢字「枯」が含まれていることのように考えられます。

「涸渇」とは?

満たされていたはずの水分が、日照りや汲み取りなどの影響によって、全てなくなることを意味する言葉です。

「涸渇」という言葉は、湖が干からびるという意味の漢字「涸」が含まれると考えられます。

「枯渇」と「涸渇」の違い

「枯渇」「涸渇」の違いを、分かりやすく解説します。

「枯渇」「涸渇」は、共に、「こかつ」と読み、水分がなくなることを意味する言葉ですが、微妙なニュアンスや使用される場面に違いがあります。

「枯渇」「涸渇」は、共に、水が不足することや、物が尽きてしまうことを意味する言葉です。

しかし、その中で、「枯渇」は水分が失われるだけでなく、リソースやクリエイティビティなど、抽象的なものが失われることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「涸渇」は水が枯れ果てることに限定される言葉だと言えるでしょう。

「枯渇」の例文

・『このままだと、手持ちの資金が枯渇しそうなので、急いで増やす必要がある』
・『資源が枯渇してしまうと、環境がどんどん劣悪になってしまう』

「涸渇」の例文

・『砂漠においては、水資源が涸渇しているので、人々は毎日生きるのに必死だ』
・『水分は人間にとって必要不可欠なので、涸渇しては困ってしまう』

まとめ

「枯渇」は、元々あった水分が蒸発したり、使い果たしたりすることによって、なくなることを表現する言葉です。

草木が枯れるという印象があると言えます。

その一方で、「涸渇」は、満ち足りていた水分が日照りなどの影響によって、完全になくなることを表現する言葉です。

湖が干からびるというニュアンスがあると言えるでしょう。