この記事では、「疑う」と「怪しむ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「疑う」とは?
本当に相手の言っていることに嘘がないか思うことを「疑う」【うたがう】といいます。
例えば、部下に電話をかけたとき、本当に指示した通りに行動しているか疑うのです。
また、癌ではないと言う医者の話は本当であるか疑って信じないという意味でも使われています。
使い方としては、「疑う人を納得させるため要点を分かりやすく伝える」といった使い方するのです。
「怪しむ」とは?
相手の動きがどうも普通ではなく、どこか隠し事していると思うことを「怪しむ」【あやしむ】といいます。
嘘をついているように見えたり、挙動不審なところから犯人ではないかと警察は疑いの目を向けられるのです。
また、歩き方が変であったり、視線が定まらない人を見たときおかしいと感じれば危険な物を持っているのではないか、人に怪我を負わせると思わせます。
「疑う」と「怪しむ」の違い
ここでは「疑う」と「怪しむ」の違いを、分かりやすく解説します。
話す内容は自分で考えたものであり、嘘ではないかと思うことを「疑う」といいます。
この人は嘘をついていると不信感を持ち、信じないその気持ちを指すのです。
もう一方の「怪しむ」は相手の変な動きから何か悪いことをするのではないか見るという意味があります。
「陳述中に怪しむべき部分があった」といえば、どこがおかしいか伝えるのです。
「疑う」は相手が嘘をついていないかに目を向けて、「怪しむ」は危険性が高い言動や行動が目立つ者に対して使われています。
「疑う」の例文
・『鞄を抱えて落ち着かない様子の男はテロ犯かと疑う』
・『危険物が入っているか疑う警察官に中身を見せた』
「怪しむ」の例文
・『深夜の公園にカーテンを閉めて駐車する車を怪しむ』
・『意味不明な話する男が薬を打っていないか怪しむ』
まとめ
本心を伝えているか疑うか、不審に思う気持ちを伝えるかの違いがあります。
そこに注目して、比較した後に使い分けてみるといいでしょう。