「素早く」と「手早く」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「素早く」と「手早く」の違いとは?言い換え

この記事では、「素早く」「手早く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「素早く」とは?

何も躊躇せずにてきぱきと行動することを「素早く」【すばやく】といいます。

例えば、上司から営業に行くように指示されたとき、いかに早く行動に移して外回りができるかが決まってくるのです。

また、問題を解くとき、頭の動きを早めては数字を出します。

使い方としては、「素早く計算する」といかに合計金額を出せるように努力するのです。

このように、通常の動きや発想よりも時間を短縮して結果を出す場面で使われています。

「手早く」とは?

てきぱきと手を動かしては作業を終わらせることを「手早く」【てばやく】といいます。

「手早く書類をまとめる」といって、いかに早く内容を確認しては重要点を分かりやすく書くのです。

使い方としては、「手早く水を容器に入れる」と人が多く並んでいる状況であるので、早くそこから移動する必要性があると伝えられます。

このように、いかに早く物事を終わらせるかに焦点を当てた行動するわけです。

「素早く」と「手早く」の違い

ここでは「素早く」「手早く」の違いを、分かりやすく解説します。

物事に早く取り掛かれるか伝えられるのが「素早く」です。

「素早く手足を動かす」というように、人の動作にかける時間がいかに短いか伝えられます。

また、地震が来たので机の下に「素早く入る」といって、とっさの行動に対してよく使われています。

もう一方の「手早く」は手を使って素早く物事を終わらせるために動く人の行動を伝える言葉です。

「素早く」は考える、作り上げるといった行動にも使われていますが、「手早く」は炒める、混ぜるといった手を使う作業によく使う点が違います。

「素早く」の例文

・『素早く調理できる食材を切り、皿に盛り付けて息子に出す』
・『素早く癒せる方法は、良い香りを楽しみながらストレッチする』

「手早く」の例文

・『手早く酢と油を混ぜ合わせて野菜に万遍なくかける』
・『手早く着物の裾を合わせて折りたたみ、専用の箱に入れた』

まとめ

「早く」を使ってはいますが、「素」「手」に違いがあります。

どのような意味があるか漢字を学べば、よりどう使うかが見えてくるでしょう。