この記事では、「良い」と「宜しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「良い」とは?
良いは「よい」と読みます。
「良」という漢字には、質がいいという意味があります。
また「好ましい」という訳もあります。
他の物と比べて勝っているもの、見劣りしないもの、見ていて素敵だと心ときめく物が「良い」です。
クオリティの高さを述べているので「良い対応」というと、見本にしたい素晴らしい行いをいいます。
また「良いか悪いかで言うと」は「善悪の基準にそって考えると」こうしたニュアンスに。
物事のジャッジをする時に使われるのが「良い」といえるでしょう。
「宜しい」とは?
宜しいは「よろしい」と読みます。
「宜」という漢字には都合がいいこと、程々に良いことという意味があります。
そのため決して悪くはないもの、その時の状況に応じてセンスのいいものを「宜しい」と呼んでいます。
またひと言で「宜しい」と言い切ると「いいですよ」という許可を与える言葉になります。
「宜しいかと存じます」は「いいと思います」の丁寧な表現です。
少しだけお高くとまった、高貴な表現が「宜しい」といえるでしょう。
「良い」と「宜しい」の違い
「良い」と「宜しい」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「いい」という共通の意味があります。
適していること、ふさわしいことを言いたい時に使われています。
「良い」は「悪い」の反対語ですが「良い日になりますように」のように、幸せを祈る時に使われています。
反対に「宜しい」は適切だと思うことを述べる時、相手に許可を与える時に使われています。
「良い」の例文
・『良いお年をお迎えください』
・『とっても良いと思います。お似合いです』
「宜しい」の例文
・『体の為に毎日運動するのが、宜しいでしょう』
・『こちらに座っても、宜しいでしょうか』
まとめ
「良い」と「宜しい」の違いを解説しました。
それぞれの言葉の差を知って、語彙力を鍛えていきましょう。