この記事では、「いわゆる」と「すなわち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いわゆる」とは?
世間で一般的に言われているような言葉や表現を指すことを意味する言葉です。
また、「いわゆる」という言葉は、本当は同じものではないというニュアンスが含むこともあるでしょう。
「すなわち」とは?
前文や直前の語句を別の表現で言い換えることを意味する言葉です。
また、「すなわち」という言葉は、言い換えた後の言葉を強調するというニュアンスがあると言えるでしょう。
「いわゆる」と「すなわち」の違い
「いわゆる」と「すなわち」の違いを、分かりやすく解説します。
「いわゆる」と「すなわち」は、共に、とある事象を別の言い方で説明する接続詞ですが、使い分けやニュアンスに違いがあります。
「いわゆる」は、世間でよく知られている言葉や名称に言い換えることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「すなわち」は、その事象の本質や正確な定義に言い換えることを表現する際に使用する言葉だと言えるでしょう。
「いわゆる」の例文
・『彼女は、いわゆる天才と評される人物なので、その生まれ持った能力を、芸術家としての活動に全て捧げている』
・『彼はいわゆる結婚詐欺師なので、女性たちは関わらないようにしなければならない』
「すなわち」の例文
・『データが示す答えはこれだ。すなわち、真実はいつも1つだと言えるでしょう』
・『この国では人々が幸せに暮らしている。すなわち平和であると言えるでしょう』
まとめ
「いわゆる」と「すなわち」は、共に、前の文や語句を言い換える際に使用する接続詞ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。
「いわゆる」は、世間一般で言われているような言葉や表現に言い換える際に使用する言葉です。
その一方で、「すなわち」は、前の文や語句と全く同じものであることを言い換える際に使用すると言えるでしょう。