「いわゆる」と「つまり」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「いわゆる」と「つまり」の違いとは?言い換え

この記事では、「いわゆる」「つまり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いわゆる」とは?

世間一般に言われている」という意味の言葉です。

「いわゆる」という言葉は、その言葉に対する話し手の距離感や態度を表すこともあると考えられます。

「つまり」とは?

それまで話していた内容を要約したり、分かりやすく言い換えたりすることを意味する言葉です。

「つまり」という言葉は、後続分は全文を要約することを、読み手にあらかじめ伝えるための接続詞だと考えられます。

「いわゆる」と「つまり」の違い

「いわゆる」「つまり」の違いを、分かりやすく解説します。

「いわゆる」「つまり」は、共に、前文や直前の語句を言い換えるときに使う接続詞ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。

「いわゆる」は、世間一般に言われるという意味を表現する際に使用する言葉です。

前文や直前の語句が一般的に知られているものや、特定の分野で定義されているものを指す際に使用します。

その一方で、「つまり」は、前文や直前の語句を分かりやすく言い換えることを表現する際に使用する言葉です。

前文や直前の語句が読み手にとってわかりにくいかもしれないときや、要約する際に使用します。

「いわゆる」は客観的なものを指すときに使い、「つまり」は主観的なものを指すときに使うと言えるでしょう。

「いわゆる」の例文

・『彼女はいわゆる美人で、さまざまな人にモテモテだ』
・『彼はいわゆる天才という人種で、才能が発揮される分野とそうでない分野の差が甚だしい』

「つまり」の例文

・『このラーメンは、安価で美味しい。つまり、コストパフォーマンスに優れると言えるでしょう』
・『つまり、今回の件は、私のミスだと考えられます』

まとめ

「いわゆる」「つまり」という言葉は、共に、前文や直前の語句を言い換えるときに使われることがありますが、意味やニュアンスに違いがあります。

「いわゆる」は、世間一般に言われていることや、普通に呼ばれていることを表現する言葉です。

その一方で、「つまり」は、今まで述べたことの要点や結論を言い換えることを表現する言葉だと言えるでしょう。