この記事では、「呼びかけ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「呼びかけ」という言葉の意味
左側の「口」を表す象形と、右側にある「舌」と「合図のために吹く小さな笛」の象形から成り立つ「呼」という文字は、「口で笛を吹く」という意味合いで使われ始め、そこから「呼ぶ(よぶ)」という言葉が生まれました。
「呼びかけ」という言葉の1つ目の意味は「少し離れた場所にいる人に声をかけ、注意をこちらに向ける」です。
2つ目は「(他人の)行動を促す」際に使われる言葉になります。
「呼びかけ」のポジティブな言い換え
「呼びかけ」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『叱咤激励(しったげきれい)』
「叱る(しかる)」という文字が使われている4字熟語ですが、「大声で奮い立たせるように励ます」様子を表す言葉で、元気付けて奮い立たせるというニュアンスを含む表現になります。
『エール』
「声援」や「励まし」などを意味する英語単語「yell」から派生した言葉で、「運動競技などにおける応援の際の叫び声」や「声援」などの意味で使われる言葉です。
・『奨励(しょうれい)』
「良いこととしての事柄を人に勧める」様子を表す言葉で、 「これはとても良いことなので、やりましょう」などと人々に勧める際に用いられる文言です。
・『提唱(ていしょう)』
「意見や主張などを唱えて、人前で公表する」さまを意味する言葉で、その物自体の良さや必要性などを広く人々に説いて、呼びかける様子を表す言葉です。
「呼びかけ」の類語や言い換え
「呼びかけ」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『直談(じきだん)』
「他人を介さずに、相手と直接話し合う」さまを表す言葉で、室町時代から江戸時代中期あたりから使われ始めた文言です。
似ている言葉の「直談判」は「じかだんぱん」という異なる振り仮名になります。
・『勧告(かんこく)』
「当事者に、こういう処置をしたほうが良いと勧める」様子を表す言葉で、主に行政機関などがある行動をとるように説きすすめる際に使われる表現になります。
・『誘い(さそい/いざない)』
「一緒に行動するようにすすめる」様子を示す言葉で、「誘惑(ゆうわく)」や「勧誘(かんゆう)」などと近しい意味を持つ言葉です。
・『周知(しゅうち)』
「世間一般に広く知らせる」さまを意味する言葉で、数多くの人たちに知れ渡る状態にする際に使われる表現です。
まとめ
今回は「呼びかけ」という言葉について紹介しました。
「呼びかけ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。