「厳しい」とは?言い換えを徹底解釈

「厳しい」とは?言い換え

この記事では、「厳しい」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「厳しい」という言葉の意味

「厳」という漢字は、旧字体にある「口」の象形を2つ並べて、きびしくつじつまを合わせるさまから「きびしい」という意味をもつようになりましたが、表外読みでは「いかめしい」という読み方をすることもあります。

「厳しい」という言葉の1つ目の意味は「親切に扱わない」「手心を加えない」になります。

2つ目は「威圧感のある」「楽観できない」などを表し、失敗や過ちなどをまったく許さない際に使用される言葉になります。

「厳しい」のポジティブな言い換え

「厳しい」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

『威厳(いげん)』
「近寄りがたいほど堂々としている」様子を表す言葉で、ただ怖いというだけではなく、周りから尊敬されている場合に使用される言葉です。

・『風格(ふうかく)』
「人の態度や容姿などに自然に現われる品格」を示す言葉で、 そのもの自体の味わいや独特のおもむきなどを指して使われる表現になります。

・『厳格(げんかく)』
「徹底的に正しくない事象や事柄を許さない」さまを表す言葉で、規律や道徳などを厳しく守り、不正や怠慢などをけっして許さない性質などを指して使われる言葉です。

・『峻厳(しゅんげん)』
「非常に険しくきびしい」さまを表し、甘えや妥協などを一切許さないない厳しさをもつ様子を示す言葉です。

「厳しい」の類語や言い換え

「厳しい」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『辛辣(しんらつ)』
「表現や見方などが大変手きびしい」様子を示す言葉で、批評や批判をする際に、言い方や言葉の調子などがきつい様子を表す表現になります。

・『強硬(きょうこう)』
「強さ」「硬さ」を併せ持っている言葉で、「自分の主張などを強く押し通そうとする」さまや「考えなどをけっして曲げない」様子などを意味する言葉です。

・『苦悩(くのう)』
「精神面かつ身体面における極度な痛みや苦しみ」を表す言葉で、物事がまったくうまくいかずに、あれこれ悩み苦しむ際に使われる言葉になります。

・『苛烈(かれつ)』
「厳しく激しい」さまを表す言葉で、むごいほどの激しい様子や耐え難いほどの苦難を表現する際に用いられる言葉です。

まとめ

今回は「厳しい」という言葉について紹介しました。

「厳しい」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。