この記事では、会計処理の「消耗品」と「事務用品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「消耗品」とは?
「消耗品」とは短期間で消費されるような物を指す言葉です。
たとえばトイレには必須のトイレットペーパーやタオル、社用車のガソリンや事務に使う筆記用具や各種用紙なども含みます。
どんなことに使うかは問わず、そういった1年以内を目安に消耗するようなものをまとめた言葉が消耗品です。
これらは全部消耗品として一纏めにして計上されることもありますが、詳細に計上する場合には消耗品という大枠でなく、その中でもこういう用途で使ったものが何で幾らというように、更に細かい分け方をすることもあります。
「事務用品」とは?
「事務用品」とは短期間で消費されるような物の中でも、事務仕事に使われる物を指す言葉です。
ペンを始めとした文房具であったり、お金の動きを記載するための帳簿を始め事務仕事に使われる各種用紙などが含まれます。
先に説明した「消耗品」は用途別で細かく分けられることもあると説明しましたが、事務仕事のための消耗品が「事務用品」です。
そのためトイレットペーパーのような事務員が使うこともある物でも、事務仕事に使わないものは含みません。
「消耗品」と「事務用品」の違い
「消耗品」と「事務用品」の違いを、分かりやすく解説します。
1年以内を目安に短期間で消耗する物が「消耗品」で、その中でも事務仕事に使われる物が「事務用品」です。
「消耗品」は細かく分けて計上されることもしばしばあり、トイレットペーパーなどの日用品やパソコンのマウスなどのパソコン用品といったいくつかの項目に分けられ、そういった項目の一つに「事務用品」があります。
まとめ
ティッシュやガソリン文房具などの短期間で消耗するものが「消耗品」で、その中でも事務仕事に使う文房具などが「事務用品」です。
そもそも何に使うかも関係なくすべて「消耗品」として一纏めに会計処理する企業もありますが、もし消耗するものを用途に合わせて分けて会計処理するなら事務に使った消耗品は「事務用品」として扱われると考えればいいでしょう。