この記事では、「なりますでしょうか」と「なりますか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なりますでしょうか」とは?
2つのうちどちらになるかを尋ねる際に使用する言葉です。
「なりますでしょうか」という言葉は、厳密に述べると、間違った日本語だと考えられます。
なぜなら、「なる」に「ます」をつけると丁寧語になりますが、さらに「でしょうか」をつけると二重敬語になってしまうからだと言えるでしょう。
「なりますか」とは?
2つのうちどちらになるかを尋ねる際に使用する言葉です。
「なりますか」という言葉は、正しい日本語だと言えます。
なぜなら、「なる」に「ます」をつけるだけで丁寧語になりますが、「でしょうか」をつけないので、二重敬語にはなりませんからです。
「なりますでしょうか」と「なりますか」の違い
「なりますでしょうか」と「なりますか」の違いを、分かりやすく解説します。
「なりますでしょうか」と「なりますか」の違いとして、「なりますでしょうか」は二重敬語で間違った日本語であり、「なりますか」は正しい日本語ということが挙げられます。
「なりますでしょうか」は「です」と「ます」が重なっているおり、二重敬語になります。
その一方で、「なりますか」は「ます」だけなので、丁寧語になると考えられます。
一般的には、「なりますでしょうか」は使わないほうが良いとされていますが、高級感のある接客や応対などでは使われることもあります。
ビジネスシーンでは、できるだけ正しい日本語を使うように心がけると良いでしょう。
「なりますでしょうか」の例文
・『このレストランのお会計は、いくらになりますでしょうか?』
・『ミーティングの時間は、何時からになりますでしょうか?』
「なりますか」の例文
・『私たちの席は、どちらになりますか?』
・『このホテルの支払いは、現金かカードのどちらになりますか?』
まとめ
「なりますでしょうか」と「なりますか」は、どちらも2つのうちどちらになるか尋ねることを意味する言葉ですが、使用される場面に違いがあります。
「なりますでしょうか」は、二重敬語となり、用法としては誤りなので、実際に使用する際には、「なりますか」を使用するようにしましょう。
