物事や人の行動が暖かいことを表す言葉には「ぬくもり」や「あたたかみ」があります。
この記事では、「ぬくもり」と「あたたかみ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぬくもり」とは?
「ぬくもり」とは人の温かさや肌の温かさを表す言葉であり、漢字では「温もり」と書きます。
この言葉に使われている「温」は音読みで「おん」、訓読みは「温かい」で「あたたかい」、「温い」で「ぬくい」や「ぬるい」と読みます。
「ぬくもり」は肌や身体の温かさ以外にも人の行為や対応などが親切なことや優しいことを表す時にも使うことが可能です。
「あたたかみ」とは?
「あたたかみ」とは天候や現象、雰囲気などが優しくて落ち着くことや人が親切なことを表す言葉です。
「あたたかみ」は漢字で「温かみ」や「暖かみ」と書き、人が思いやりのあることや愛情がある時にも使います。
「あたたかみ」の反対語は「冷徹」や「人でなし」、「他人行儀」、「水臭い」などが有名です。
温度という意味の「温かい」は「冷たい」や「暑い」と一緒に使います。
「ぬくもり」と「あたたかみ」の違い
「ぬくもり」は人の身体の温かさや親切な性格や優しさを表す時にも使います。
「あたたかみ」は天候や気温、雰囲気などが優しくて落ち着くことや愛情があることを表す時に使います。
「ぬくもり」の例文
・『その布団にはまだ彼女のぬくもりが残っており、朝食を作ってくれるまでしばらくウトウトしていました』
・『猫がいた場所にはぬくもりが残っており触っていたらその上に猫が乗ってきました』
「あたたかみ」の例文
・『人の親切やあたたかみに触れることはとても大切なことです』
・『あたたかみのある気温となってきたので朝のランニングを再開したいと思っています』
まとめ
「ぬくもり」や「あたたかみ」はものが温かいことや人が優しく親切なこと、穏やかなことを表す言葉です。
この2つはそれぞれ「温もり」や「温かみ」という風に同じ漢字を使うことが可能です。