この記事では、「値引き」と「値下げ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「値引き」とは?
商品を作ってから時間が経過してしまい、質が落ちたために値段を安くして売ることを「値引き」【ねびき】といいます。
なんとか作った惣菜を売り切るには価格を安くして売る必要があるのです。
そのため半額にしたり、割引して売ります。
また、季節外れとなった商品を売るため今の価格から何%か引いたシールを貼って価格が下がったことを伝えるのです。
「値下げ」とは?
今の価格を下げて売ることを「値下げ」【ねさげ】といいます。
例えば、厚めの服は気温が上がると売れなくなるので、その前に値段を下げて売ってしまうのです。
また、なかなか売れずに残ってしまう人気がない色や柄の布団の価格を下げて売り切ってしまいます。
使い方としては「値下げした商品が売れた」といかに価格を下げると売れるかが分かるのです。
「値引き」と「値下げ」の違い
ここでは「値引き」と「値下げ」の違いを、分かりやすく解説します。
表示されている価格から差し引いた金額で売ることを「値引き」といいます。
店で売れ残るのを恐れ、作ってから何時間かすると価格を安くして売り切るのです。
もう一方の「値下げ」は時期外れであったり、人気がなく売れない物を対象に価格を下げて販売するときよく使われている販売方法を指します。
「値引き」は店で毎日使われている売り方ですが、「値下げ」は年末やお盆といった人々が休みのときを狙って行われる売り方です。
「値引き」の例文
・『家の近くにある店では16時になると惣菜を30%も値引きする』
・『売れない靴を値引きしたが売れないので、価格を下げた』
「値下げ」の例文
・『電気会社が来年の春に電気代を1円値下げすると発表した』
・『店に行くとほとんどの商品がいっせいに値下げしていた』
まとめ
「値」を使っていても「引き」と「下げ」に違いがあります。
ここに目を向けて意味を学び、使い方に工夫して使い分けてみましょう。