「含む」と「属する」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「含む」と「属する」の違いとは?言い換え

この記事では、「含む」「属する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「含む」とは?

含むは「ふくむ」と読みます。

内側に何かが入っていること、またキープされた状態にあることを述べています。

もともと「含」という漢字は「包み込む、あわせ持つ」という意味があります。

例えば小さなビー玉を大きなふろしきで包むように、内側をめくってみると何かが入っている物が「含む」です。

織り込んであるもの、組み入れてあるもの、もう1個入っているものが「含む」といえるでしょう。

存在があることを示す言葉です。

「属する」とは?

属するは「ぞくする」と読みます。

所属していることを示すので、入っていること、加入していることを指します。

あるグループやチームの中に組み込まれているもの、傘下にあるもの、支配下に置かれていることを例えています。

ちなみに「属」という漢字には「任せる、頼む」という「信頼関係」という解釈もあります。

つまりその人が納得して、その場所にいること、入っていることが「属する」です。

大きな組織に守られている、安心した形態も「属する」と呼んでいます。

「含む」と「属する」の違い

「含む」「属する」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも良く似ているので、使い分けが非常に難しいです。

「含む」は含有している物という意味があります。

「こちらのお菓子は、ブランデーを含むスイーツです」がその例です。

また「日本を含む」というと「日本も加えた、さらにそれ以外の国」というニュアンスがあります。

一方で「属する」はあるグループや組織、傘下にある個人や生き物をあらわします。

その差を覚えておきましょう。

「含む」の例文

・『こちらに食塩を含んだ、水を用意してあります』
・『日本を含む5か国が、その協定に参加しました』

「属する」の例文

・『彼はこの春から、社会人球団に属することになりました』
・『発見された恐竜の骨は、どこの科にも属することがない、新種の生き物です』

まとめ

「含む」「属する」の差について、解説しました。

似ている表現の差を学んで、日常会話に役立てていきましょう。