この記事では、「歯垢」と「食べかす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歯垢」とは?
歯の表面に付着する、白色や黄白色の物質を意味する言葉です。
「歯垢」という言葉は、食べかすと異なり、細菌とその代謝物の塊を意味すると言えます。
また、「歯垢」は、おびただしいほどの細菌が存在するため、歯磨きを丁寧にすることはもちろん、定期的に歯医者にかかることによって、清潔にしなければならないと考えられます。
「食べかす」とは?
食後に、口腔内に残留する食べ物の小さなかけらを意味する言葉です。
「食べかす」は、歯の表面や隙間に入り込むことによって、むし歯や歯周病を引き起こす要因となります。
また、「食べかす」に含まれる糖質を細菌が分解すると、酸が発生して歯のエナメル質を溶かし、虫歯の穴を作ってしまうことがあるので、口腔内は清潔に保てるように注意しなければならないでしょう。
「歯垢」と「食べかす」の違い
「歯垢」と「食べかす」の違いを、分かりやすく解説します。
「歯垢」は、歯の表面に付着した白くネバネバしたもので、プラークとも呼ばれます。
歯垢は、食べかすとは違って、細菌とその代謝物のかたまりです。
その一方で、「食べかす」は、口の中に残った食べ物の細かいかけらです。
共にきれいなものではないので、口腔環境は清潔に保つように意識しましょう。
「歯垢」の例文
・『歯医者に行くと、いつも歯垢を除去する処置を実施してもらう』
・『歯垢は口腔環境を悪化させる原因なので、放置せずに、フロスでしっかりと取るようにしている』
「食べかす」の例文
・『彼の歯に食べかすが付いているのが見えたので、注意することにした』
・『彼女は昼食後に食べかすが付いている可能性を考慮して、いつも職場のトイレで歯磨きする』
まとめ
「歯垢」と「食べかす」は、歯に付着するものですが、ニュアンスや使用されるケースに違いがあります。
「歯垢」は、細菌の塊で、歯磨きで落とさなければなりません。
その一方で、「食べかす」は、食べ物の残りかすで、口をすすげば落とせるものを表現する言葉だと言えるでしょう。