この記事では、「程良い」と「程好い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「程良い」とは?
良いと思われる程度を意味する言葉です。
また、「程良い」という言葉は、あくまで客観的な基準に基づき、判断される程度を表現する言葉だと言えるでしょう。
「程好い」とは?
好ましいと思われる程度を意味する言葉です。
また、「程好い」という言葉は、あくまで自分の目線からの感覚に基づき、判断される程度を表現すると言えるでしょう。
「程良い」と「程好い」の違い
「程良い」と「程好い」の違いを、分かりやすく解説します。
「程良い」は、一般的には「程好い」と同義で使用されますが、使用頻度の高い漢字表記は「程好い」だと言えます。
ここで使用される「好い」は、好ましいことを意味し、「程好い」とすることによって、その好ましい程度のを表現する言葉です。
その一方で、「程良い」は、もう1つ別の意味があり、程度が高くて良いことや、高品質であるなどのような意味をもちます。
このように、「程良い」は、文の流れによって、「程好い」と同じ意味になる場合と、別の意味になる場合があると言えるでしょう。
「程良い」の例文
・『彼女は程良いテンポで話してくれるので、内容を理解しやすい』
・『私の部屋は程良い広さなので、さまざまな家具を置いて、過ごしやすい住環境にしたい』
「程好い」の例文
・『彼は誰と会話するときでも、程好いユーモアを交ぜるので、一緒にいて心地が良い』
・『このクッキーは甘すぎず、程好い甘さなので、とても美味しくいただけた』
まとめ
「程良い」と「程好い」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用されるケースや微妙なニュアンスの違いがあります。
「程良い」は、丁度よいという意味を表現する言葉です。
適度な量や程度を表現すると言えます。
その一方で、「程好い」は、好ましいという意味を表現する言葉です。
気に入る量や程度を表すと考えられます。
つまり、「程良い」は、客観的な視点からという意味を、「程好い」は、自分目線からの感想を表現すると言えるでしょう。