この記事では、「適応力」と「順応力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「適応力」とは?
適応力とは、環境に適するように意識や行動を変えていく能力のことをいいます。
「適応」には、人間が外部の環境に対し意識的にそれに合わせた行動をとることという意味があります。
その適応する力のことを適応力と呼んでいます。
「適応力がある」とか「適応力が高い」といった使い方をします。
「順応力」とは?
順応力とは、環境に合わせて自分の行動や性質が自然に変わり慣れていく力のことをいいます。
「順応」には、環境や境遇の変化にしたがって行動や性質が変化することという意味があります。
「順応力がある」とか「順応力が高い」といった使い方をします。
「適応力」と「順応力」の違い
適応力も順応力も、環境に適するように行動や意識を変えていく能力のことをいいます。
同じ意味で使われることも多いですが、適応力の方が自ら行動や意識を変えるというニュアンスが強いです。
順応力の方は、自ら切り替えようとしなくても自然に行動などが変化していくといったニュアンスになります。
「適応力」の例文
・『彼は適応力が高いので、新しい職場でもきっと活躍してくれるでしょう』
・『彼女は適応力があるので、クセの強いクライアントからも気に入られています』
・『適応力がある人は、トラブルが発生した時にも冷静に対処できます』
「順応力」の例文
・『私の長所は、どんな環境でもすぐに馴染める順応力があることです』
・『彼は人見知りで順応力が低いので、海外に留学して上手くやっていけるのか心配しています』
・『彼女には意外と順応力があるので、職場が変わっても大丈夫でしょう』
まとめ
適応力も順応力も、環境に合わせて行動や意識を変えていく能力のことをいいます。
適応力は意識的に行動や意識を変化させていくのに対して、順応力は自然に行動などが変化していく能力のことを指しています。