「しつこい」と「一途」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「しつこい」と「一途」の違いとは?言い換え

この記事では、「しつこい」「一途」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しつこい」とは?

しつこいとは、どこまでもつきまとって煩わしいことをいいます。

執念深いとか迷惑といった意味が含まれています。

また、しつこいはある物事にこだわったり、執着する様子のことを指す場合もあります。

それからしつこいは、味や香り、匂い等が濃厚過ぎて後に残るようなこともいいます。

「一途」とは?

一途とは、他のことは考えずにひたすらそのことに打ち込むことをいいます。

ひたむきな様子を表しています。

一途は元々仏教で用いられていた用語で、悟りを求めるための唯一の道という意味でした。

ひたすら修行に励むことを表していたのです。

それしかないと思われる一つの方法や方針などを指す場合もあります。

「しつこい」と「一途」の違い

しつこいも一途も、何かにこだわることを表しています。

しつこいはネガティブな意味で用いられる言葉で、つきまとって煩わしいとか執着しているといった意味があります。

一途はポジティブな意味で用いられることが多く、一つのことにひたすら打ち込むことを表します。

「しつこい」の例文

・『断ったのに彼は自分も参加したいとしつこい』
・『エステサロンの体験プランを利用したら勧誘がしつこいのでうんざりしました』
・『この料理は美味しいけれど、ちょっとしつこいように感じます』

「一途」の例文

・『父は母が亡くなってからも一途に想い続けていました』
・『彼は子どもの頃に昆虫の世界に魅せられてから、一途に研究に取り組んでいます』
・『あの二人は遠く離れていても、一途にお互いを思いやり愛を育みました』

まとめ

しつこいはどこまでもつきまとって煩わしいことや執着する様子のことを表しており、ネガティブな意味で用いられます。

それに対して一途は他のことには目もくれずひたすらに打ち込むことを表していて、ポジティブな意味で用いられます。