「葛藤」と「アンビバレンス」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「葛藤」と「アンビバレンス」の違いとは?言い換え

この記事では、「葛藤」「アンビバレンス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「葛藤」とは?

心の中で、対立し得ない欲求や感情が同時に存在しており、共に選ぶか迷うことを意味する言葉です。

「葛藤」という言葉は、自分の心の中で、色々と悩んでいる複雑な心理状態を表現すると考えられます。

その中で、「葛藤」を何とかするには、自分の価値観や目標に基づき、意思決定しなければいけないと言えるでしょう。

「アンビバレンス」とは?

同一の対象に対し、愛と憎しみのような、対立する感情を、同時に抱くことを意味する言葉です。

「アンビバレンス」という言葉は、心の中に、対立する2つの感情が、同時に存在することを表現すると考えられます。

また、「アンビバレンス」を抱く際には、必ず相反した思いが生まれますが、自然な心の働きだとも言えるでしょう。

「葛藤」と「アンビバレンス」の違い

「葛藤」「アンビバレンス」の違いを、分かりやすく解説します。

「葛藤」「アンビバレンス」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用される場面や表現方法に違いがあります。

「葛藤」は、心の中に対立する思いや感情が、同時に存在しており、どちらを選ぶべきか苦悩することを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「アンビバレンス」は、同一の事象に対し、喜びや悲しみのような、対立する感情を同時にもつことを表現する際に使用する言葉です。

このように、「葛藤」は、2つ事象の間で揺れることを意味し、「アンビバレンス」は、基本的に、1つの事象に対し、2つが相反する思いを抱くと言えるでしょう。

「葛藤」の例文

・『彼は仕事と彼女との間で、さまざまな葛藤があったが、彼女と別れることを最終的には選択した』
・『どんな人間も、さまざまな葛藤を抱えながら、日々懸命に生きている』

「アンビバレンス」の例文

・『彼女の態度は、いつもアンビバレンスなので、感情を読み取ることが難しい』
・『彼の行動はアンビバレンスであるため、周りの人々は振り回されることが多い』

まとめ

「葛藤」「アンビバレンス」は、重なる意味をもつ言葉ですが、異なるニュアンスをもつと考えられます。

それぞれ、対象に違いがあるので、正しく使い分けられるようにしましょう。